2011年8月

シンソポール社と技術提携しました

水谷ペイント株式会社は、この度、ドイツ:シンソポール(Synthopol)社とナノコンポジットエマルション樹脂の技術提携契約を締結しました。
シンソポール社は、水谷ペイントの壁用塗料「ナノコンポジットW」に使用している水性樹脂「ナノコンポジットエマルション」の技術を高く評価しており、弊社からシンソポール社へその技術を供与することになったものです。この8月に社長水谷成彦がシンソポール社を訪問し、ヘニング・ツィマー社長と調印式を行いました。
水谷ペイントは海外展開を積極的に推進しており、本年4月にドイツ・ニュルンベルグ市で開催された「ヨーロピアンコーティングスショー2011」に、「ナノコンポジットW」を初めて出展しました。EU地域についてはREACH規制など化学品の規制が強く、塗料および樹脂の輸出は困難なため、技術をシンソポール社に供与し、両社で同地区での市場開拓を実施する計画です。
現在は、ヨーロッパ地区での原料による試作実験を共同で実施しています。定期的に評価会議を開き、試作は最終段階に差し掛かっており、次の段階として、シンソポール社はヨーロッパ全土において塗料メーカーを対象として拡販する計画であり、弊社はシンソポール社の技術営業の支援を行う予定です。
シンソポール社は、ハンブルグ近郊のブックステフーデ市にある創業1957年の中堅樹脂メーカーで、多くの博士研究員を抱え、非常に技術志向の強い会社です。弊社、シンソポール社とも技術志向の強いオーナー系企業であり、社風も家族的な面で一致するところがあるため意気投合し技術提携に至りました。また、平成8年から京都工芸繊維大学と共同開発した「ナノコンポジットW」は塗料業界で初めての産学官共同特許を取得し、日本3大技術賞のひとつである井上春成賞を受賞するなど、日本で高く評価され大きな販売実績を示していることも背景にあります。
弊社では、独自の樹脂合成技術を世界の塗料メーカーに樹脂輸出および技術提携の形で紹介していくという戦略で海外事業を展開しています。今後も環境をテーマに独自の製品を開発し、多くの国の塗料メーカー、樹脂メーカーとのパートナーシップの輪を広げていく計画です。

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