屋根用塗料Roof
バイオマスR-Si
用途
- 窯業系屋根材
住宅屋根用化粧スレート、波形スレート、プレスセメントがわら、乾式洋瓦(モニエル瓦・スカンジア瓦・パラマウント瓦)、陶器瓦 - 金属系屋根材
カラー鋼板・アルミニウム板・ステンレス鋼板
注意
●いぶし瓦(日本瓦)への塗装は避けてください。
●ノンアスベスト波形スレートへの塗装はエポックマイルドシーラーを使用してください。
●乾式洋瓦(モニエル瓦・スカンジア瓦・パラマウント瓦)を塗装される場合は必ずエポックマイルドシーラーのカタログをご参照ください。
特長
- 石油系資源の削減
- バイオマス原料を樹脂の製造過程で反応させて使用することにより、石油系資源の削減が可能となりました。
- 高次元の塗膜性能
- バイオマス原料中のエポキシ基の「①塗装後の二次架橋、②基材への付着」効果により、非常に強靭な塗膜が形成されます。
- 使い易い価格帯
- バイオマス原料中のエポキシ基が付着力を向上させるため、高価なイソシアネート硬化剤の減量が可能になり、使い易い価格帯に設定することができました。
- 超耐候性
- シロキサン結合を有するシリコン成分と紫外線吸収剤が、紫外線、熱、水による劣化を防ぎます。
塗膜性能
試験項目 | 試験方法 | 結果 |
---|---|---|
鏡面光沢度 | JIS K 5600(60度) | 82 |
耐屈曲性 | JIS K 5600(円筒形マンドレル法) | 2mm |
耐おもり落下性 | JIS K 5600(デュポン式 500g×30cm×1/2φ) | 異常なし |
引っかき硬度 | JIS K 5600(鉛筆すり傷法) | HB |
付着性 | JIS K 5600(クロスカット法 1mm 幅) | 分類0 |
耐液体性 | JIS K 5600(水道水 浸せき法)23℃×7 日間 | 異常なし |
JIS K 5600(飽和水酸化カルシウム 浸せき法)23℃×7 日間 | 異常なし | |
JIS K 5600(硫酸 5% 浸せき法)23℃×7 日間 | 異常なし | |
耐中性塩水噴霧性※ | JIS K 5600(ソルトスプレー試験機 500h) | 異常なし |
耐湿性 | JIS K 5600(回転式 240h) | 異常なし |
耐湿潤冷熱繰り返し性 | JIS K 5600(50℃×3h /−20℃×3h / 20℃×18h 浸せき) | 異常なし |
凍結融解繰り返し性 | −20℃×16h / 20℃×8h 浸せき | 異常なし |
耐結露白化性 | 塗装4h 後、結露24h 試験、4h 後目視判定 | 異常なし |
※下塗りにRM プライマーを塗付しています。 試験板:冷間圧延鋼板(鉄板) 乾燥条件:23℃×7 日間放置
塗装仕様
窯業系屋根材
住宅屋根用化粧スレート・アスベスト含有波形スレートの塗装仕様
工程 | 使用塗料 | 希釈率 | 塗装方法 | 塗回数 (回) |
塗付量 (kg/㎡/回) |
塗面積 (㎡/セット) |
可使時間 (23℃) |
塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | ||||||||
素地調整 | 劣化塗膜、脆弱部分、塵あい、苔、油脂類等は高圧洗浄、ワイヤーブラシで除去し、清浄な面とする(含水率は8%以下、pHは10以下)。 | |||||||||
下塗り | マイルド浸透シーラー 主剤14kg 硬化剤1kg |
無希釈 | ハケ・ ローラー エアレス |
1 (〜2) 注1 |
0.1〜0.15 | 100〜150 (50〜75) |
5h以内 | − | 2h以上 3日以内 |
− |
上塗り | バイオマスR-Si 主剤14kg 硬化剤1kg |
10〜30% (RMシンナー) |
ハケ・ ローラー |
2 | 0.12〜0.15 | 50〜63 | 5h以内 | 4h以上 10日以内 |
ー | 16h以上 |
30〜40% (RMシンナー) |
エアレス | 0.13〜0.16 | 47〜58 |
注1 15年経過した基材等、基材表面の劣化が進み脆弱になっている場合は、マイルド浸透シーラーを2回塗りしてください。
※基材や既存旧塗膜の劣化が特に著しい場合は、他の下塗りとして『エポックマイルドシーラー』があります。
※塗付量にシンナーは含まれていません。塗付量は条件により増減します。
ノンアスベスト波形スレートの塗装仕様
工程 | 使用塗料 | 希釈率 | 塗装方法 | 塗回数 (回) |
塗付量 (kg/㎡/回) |
塗面積 (㎡/セット) |
可使時間 (23℃) |
塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | ||||||||
素地調整 | 劣化塗膜、脆弱部分、塵あい、苔、油脂類は高圧洗浄機で除去後、充分に乾燥した清浄な面とする。(含水率は8%以下、pHは10以下)。 | |||||||||
下塗り | エポックマイルド シーラー 主剤10kg 硬化剤1kg |
無希釈 | ハケ・ ローラー |
1 (〜2) |
0.1〜0.15 | 73〜110 (36〜55) |
8h以内 | − (4h以上) |
5h以上 7日以内 |
− |
エアレス | ||||||||||
上塗り | バイオマスR-Si 主剤14kg 硬化剤1kg |
10〜30% (RMシンナー) |
ハケ・ ローラー |
2 | 0.12〜0.15 | 50〜63 | 5h以内 | 4h以上 10日以内 |
ー | 16h以上 |
30〜40% (RMシンナー) |
エアレス | 0.13〜0.16 | 47〜58 |
※20年以上経過した基材等、基材表面が劣化し脆弱になっている場合は、エポックマイルドシーラーを2回塗装してください。
※塗付量にシンナーは含まれていません。塗付量は条件により増減します。
乾式洋瓦の塗装仕様
工程 | 使用塗料 | 希釈率 | 塗装方法 | 塗回数 (回) |
塗付量 (kg/㎡/回) |
塗面積 (㎡/セット) |
可使時間 (23℃) |
塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | ||||||||
素地調整 | 劣化塗膜、剥離塗膜、脆弱なスラリー層等をデッキブラシ、ワイヤーブラシ、皮スキ等を用い、手作業で除去する。 最後に高圧洗浄(吐出圧力12MPa{120kgf/cm2} 程度)で完全に清浄な被塗面にする。 脆弱なスラリー層が残った場合は、シーラーの付着不良を起こす可能性があるため完全に取り除く。 | |||||||||
下塗り | エポックマイルド シーラー 主剤10kg 硬化剤1kg |
0 注1 |
ハケ・ ローラー エアレス |
1 (〜2) |
0.15〜0.20 | 55~73 (28~37) |
8h以内 | − | 5h以上 7日以内 |
− |
確 認 | シーラー塗装後、ガムテープ等で付着性を必ず確認してください。
1.テープに着色スラリー層が付着する場合は、再度シーラーを塗装してください。 |
|||||||||
上塗り | バイオマスR-Si 主剤14kg 硬化剤1kg |
10〜30% (RMシンナー) |
ハケ・ ローラー |
2 | 0.12〜0.15 | 50〜63 | 5h以内 | 4h以上 10日以内 |
ー | 16h以上 |
30〜40% (RMシンナー) |
エアレス | 0.13〜0.16 | 47〜58 |
注1 冬場や基材の状態により塗料の溜まり部が発生するなど乾燥性が懸念される場合は、No.1塗料用シンナー(塗シンA)で2L程度希釈し、約半量で2回塗装してください。
※20年以上経過した基材等、基材表面が劣化し脆弱になっている場合は、エポックマイルドシーラーを2回塗装してください。
※塗付量にシンナー・希釈水は含まれていません。塗付量は条件により増減します。
プレスセメントがわら(エナメル仕上げ)の塗装仕様
工程 | 使用塗料 | 希釈率 | 塗装方法 | 塗回数 (回) |
塗付量 (kg/㎡/回) |
塗面積 (㎡/セット) |
可使時間 (23℃) |
塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | ||||||||
素地調整 | 劣化塗膜、脆弱部分、塵あい、苔、油脂類は高圧洗浄機で除去後、充分に乾燥した清浄な面とする。(含水率は 8%以下、pHは10以下)。 | |||||||||
下塗り 注3 |
RMプライマー 主剤14kg 硬化剤1kg |
5〜15% (RMシンナー) |
ハケ・ ローラー |
1 | 0.11〜0.15 | 100〜136 | 4h以内 | ー | 4h以上 10日以内 |
− |
15〜25% (RMシンナー) |
エアレス | 0.15〜0.17 | 88〜100 | |||||||
上塗り | バイオマスR-Si 主剤14kg 硬化剤1kg |
10〜30% (RMシンナー) |
ハケ・ ローラー |
2 | 0.12〜0.15 | 50〜63 | 5h以内 | 4h以上 10日以内 |
ー | 16h以上 |
30〜40% (RMシンナー) |
エアレス | 0.13〜0.16 | 47〜58 |
注3 プレスセメントがわらの状態や、旧塗膜の状態により下塗りに水系Eプライマー、水系ルーファーEX、セラフィックス等が必要となります。
※塗付量にシンナーは含まれていません。塗付量は条件により増減します。
プレスセメントがわら(メタリック仕上げ)の塗装仕様
工程 | 使用塗料 | 希釈率 | 塗装方法 | 塗回数 (回) |
塗付量 (kg/㎡/回) |
塗面積 (㎡/セット) |
可使時間 (23℃) |
塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | ||||||||
素地調整 | 劣化塗膜、脆弱部分、塵あい、苔、油脂類は高圧洗浄機で除去後、充分に乾燥した清浄な面とする。(含水率は8%以下、pHは10以下)。 | |||||||||
下塗り 注3 |
弱溶剤系 銀黒用 下塗 グレー 主剤14kg 硬化剤2kg |
20〜30% (RMシンナー) |
エアレス | 1 | 0.16~0.18 | 89~100 | 4h以内 | ー | 4h以上 10日以内 |
− |
上塗り | バイオマスR-Si メタリック色 主剤14kg 硬化剤1kg |
15〜40% (RMシンナー) |
エアレス | 2 | 0.1~0.14 | 54~75 | 5h以内 | 4h以上 10日以内 |
ー | 16h以上 |
注3 プレスセメントがわらの状態や、旧塗膜の状態により、下塗りに水系Eプライマー、水系ルーファーEX、RMプライマー、セラフィックス等が必要となります。
※塗付量にシンナーは含まれていません。塗付量は条件により増減します。
陶器瓦の塗装仕様
工程 | 使用塗料 | 希釈率 | 塗装方法 | 塗回数 (回) |
塗付量 (kg/㎡/回) |
塗面積 (㎡/セット) |
可使時間 (23℃) |
塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | ||||||||
素地調整 | 劣化塗膜、脆弱部分、塵あい、苔、油脂類は高圧洗浄機で除去後、充分に乾燥した清浄な面とする。(含水率は8%以下、pHは10以下)。 | |||||||||
下塗り | 陶器瓦用プライマーN 主剤14kg 硬化剤2kg |
5〜10% (RMシンナー) |
ハケ・ ローラー |
1 | 0.14~0.16 | 110~114 | 4h以内 | ー | 16h以上 10日以内 |
− |
15〜25% (RMシンナー) |
エアレス | 0.21~0.23 | 70~76 | |||||||
上塗り | バイオマスR-Si 主剤14kg 硬化剤1kg |
10〜30% (RMシンナー) |
ハケ・ ローラー |
2 | 0.12〜0.15 | 50〜63 | 5h以内 | 4h以上 10日以内 |
ー | 16h以上 |
30〜40% (RMシンナー) |
エアレス | 0.13〜0.16 | 47〜58 |
※塗付量にシンナーは含まれていません。塗付量は条件により増減します。
金属系屋根材
金属系屋根材(カラー鋼板・アルミニウム板)の塗装仕様
工程 | 使用塗料 | 希釈率 | 塗装方法 | 塗回数 (回) |
塗付量 (kg/㎡/回) |
塗面積 (㎡/セット) |
可使時間 (23℃) |
塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | ||||||||
素地調整 | さびの発生が進行していたり、塗膜に膨れ、割れ、はがれ等のある場合は、3種ケレンによりさびや死膜を除去する。 その後、清掃、水洗、乾燥させてから塗装する。 |
|||||||||
下塗り | RMプライマー 主剤14kg 硬化剤1kg |
5〜15% (RMシンナー) |
ハケ・ ローラー |
1 | 0.11〜0.15 | 100〜136 | 4h以内 | ー | 4h以上 10日以内 |
− |
15〜25% (RMシンナー) |
エアレス | 0.15〜0.17 | 88〜100 | |||||||
上塗り | バイオマスR-Si 主剤14kg 硬化剤1kg |
10〜30% (RMシンナー) |
ハケ・ ローラー |
2 | 0.1〜0.12 | 62〜75 | 5h以内 | 4h以上 10日以内 |
ー | 16h以上 |
30〜40% (RMシンナー) |
エアレス | 0.11〜0.13 | 58〜68 |
※塗付量にシンナーは含まれていません。塗付量は条件により増減します。
金属系屋根材(さびが著しい場合)の塗装仕様
工程 | 使用塗料 | 希釈率 | 塗装方法 | 塗回数 (回) |
塗付量 (kg/㎡/回) |
塗面積 (㎡/セット) |
可使時間 (23℃) |
塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | ||||||||
素地調整 | さびの発生が進行していたり、塗膜に膨れ、割れ、はがれ等のある場合は、3種ケレンによりさびや死膜を除去する。 その後、清掃、水洗、乾燥させてから塗装する。 |
|||||||||
下塗り | エポックマイルド#2000N 主剤16kg 硬化剤2kg |
5〜10% (RMシンナー) |
ハケ・ ローラー |
1 | 0.14~0.16 | 110~114 | 6h以内 | ー | 16h以上 10日以内 |
− |
15〜25% (RMシンナー) |
エアレス | 0.21~0.23 | 70~76 | |||||||
上塗り | バイオマスR-Si 主剤14kg 硬化剤1kg |
10〜30% (RMシンナー) |
ハケ・ ローラー |
2 | 0.1〜0.12 | 62〜75 | 5h以内 | 4h以上 10日以内 |
ー | 16h以上 |
30〜40% (RMシンナー) |
エアレス | 0.11〜0.13 | 58〜68 |
※塗付量にシンナーは含まれていません。塗付量は条件により増減します。
カタログ・SDSダウンロード
- ※SDSの2液型塗料は主剤と硬化剤、シンナーで種別があるものはセットで記載しています。
- ※カタログは、文字のズレなどにより一部読みづらい箇所があります。あらかじめご了承ください。
- ※記載の内容は予告なく変更される場合があります。予めご了承ください。詳細につきましては最新カタログ・塗装仕様・SDS等でご確認ください。
- ※カタログPDFデータを印刷する際、「統合中」と表示され印刷できない場合は、[印刷]→[詳細設定]の「画像として印刷」にチェックを入れて再度印刷をお試しください。