床用塗料Floor

ボウジンテックス#2000

優れた耐久性、幅広い用途

エポキシ樹脂の特長である高い密着性と優れた耐久性を併せ持ち、強靭で美しい床面をつくる2液型の高級塗料です。
耐水性・耐薬品性・耐油性は特に高く、化学薬品工場、印刷工場等に最適。また重量物の運搬や頻繁な走行に対しても優れた耐摩耗性を発揮します。

用途

  • 強靭な塗膜を必要とする一般工場、倉庫
  • リフトが走行する工場や倉庫
  • 耐薬品性、耐油性が要求される機械、印刷工場
  • 耐摩耗性が必要な屋内パーキング
  • 食品工場などの抗菌効果が必要な床

常時水および熱水がかかる床面には不適です。

  • 一般工場・倉庫
  • 機械工場
  • 化学薬品工場・印刷工場
  • 食品工場
  • 自動車修理工場
  • 電気室・ボイラー室
  • 屋内パーキング
  • 運搬車両使用工場

特長

  • 強靭で美しい塗膜が得られ防塵性に優れている
  • 耐薬品性、耐油性に優れ、過酷な使用条件にも耐える
  • 耐摩耗性に優れ、広い用途に使用できる
  • 溶剤系塗料でありながら肉持ち感に優れる
  • 抗菌仕様も可能

塗膜性能

試験項目 試験方法 結果
鏡面光沢度 JIS K 5600-4-7に準ずる。
ガラス板に塗付200μm, 60度
95以上
引っかき硬度
(鉛筆法)
JIS K 5600-5-4に準ずる。
すり傷
H
耐摩耗性
(mg)(摩耗輪法)
JIS K 5600-5-9に準ずる。
摩耗輪CS-17荷重500g×2, 1000回転
55±5
耐水性 JIS K 5600-6-1に準ずる。
水道水に1ヵ月間浸せき
異常なし
耐アルカリ性 JIS K 5600-6-1に準ずる。
炭酸ナトリウム5%水溶液に48時間浸せき
異常なし
耐酸性 JIS K 5600-6-1に準ずる。
硫酸5%水溶液に48時間浸せき
異常なし
耐温水性 JIS K 5600-6-1に準ずる。
50℃温水に48時間浸せき
異常なし
ホルムアルデヒド
放散量
JIS K 5970  デシケータ法 0.12mg/L以下
F☆☆☆☆

塗装仕様

モルタル・コンクリート面

①平滑仕上げ
工程 使用塗料 希釈率 塗装方法 塗回数
(回)
塗付量
(kg/㎡/回)
塗面積
(㎡/缶セット)
可使時間
(23℃)
塗装間隔(23℃)
工程内 工程間 歩行可能
素地調整 新打設のコンクリート面では、夏季30日以上、冬季40日以上養生乾燥させ(モルタル面では夏季14日以上、冬季20日以上)、表面層の水分率5%以下(デジタル水分計)とする。表面層にレイタンスや緻密層があると付着不良の原因となるため、必ずポリッシャーまたはライナックス等で下塗りが含浸する下地面になるまで目粗しを行い、次いで丁寧に清掃する。既設モルタル・コンクリート面では、油分・ゴミ・ホコリ・泥等を丁寧に除去・清掃し、充分乾燥させる。また、クラック・不陸等は下塗り工程後、あらかじめエポキシパテ等で充填する。
下塗り ボウジンテックス 浸透性シーラーエポ
主剤10.5kg 硬化剤3.5kg
既調合
(無希釈)
ハケ
ローラー
1 0.12
〜0.16
88
〜117
1h以内 4h以上
48h以内
上塗り ボウジンテックス #2000
主剤12kg 硬化剤4kg
10~20%
#2000シンナー
ハケ
ローラー
2 0.16
〜0.2
40
〜50
4h以内 6h以上 16h以上
完全硬化
2日以上

上塗り1回目に歩行用防滑骨材を混合することにより、軽歩行用防滑仕上げが可能です。(添加量:300g/1セット)
塗付量にシンナーは含まれていません。塗付量は条件により増減します。
シーラーのすい込みがはげしい場合は2回塗りをしてください。
抗菌効果が必要な床には上塗りにボウジンテックス #2000抗菌をご使用ください。

②防滑仕上げ
工程 使用塗料 希釈率 塗装方法 塗回数
(回)
塗付量
(kg/㎡/回)
塗面積
(㎡/缶セット)
可使時間
(23℃)
塗装間隔(23℃)
工程内 工程間 歩行可能
素地調整 新打設のコンクリート面では、夏季30日以上、冬季40日以上養生乾燥させ(モルタル面では夏季14日以上、冬季20日以上)、表面層の水分率5%以下(デジタル水分計)とする。表面層にレイタンスや緻密層があると付着不良の原因となるため、必ずポリッシャーまたはライナックス等で下塗りが含浸する下地面になるまで目粗しを行い、次いで丁寧に清掃する。既設モルタル・コンクリート面では、油分・ゴミ・ホコリ・泥等を丁寧に除去・清掃し、充分乾燥させる。また、クラック・不陸等は下塗り工程後、あらかじめエポキシパテ等で充填する。
下塗り ボウジンテックス浸透性シーラーエポ
主剤10.5kg 硬化剤3.5kg
既調合
(無希釈)
ハケ
ローラー
1 0.12
〜0.16
88
〜117
1h以内 4h以上
48h以内
中塗り ボウジンテックス#2000
主剤12kg 硬化剤4kg
10~20%
#2000
シンナー
ハケ
ローラー
1 0.16
〜0.2
80
〜100
4h以内 6h以上
硅砂散布 中塗り乾燥までに5~6号硅砂を0.1~0.3kg/㎡均一に散布する。
上塗り ボウジンテックス#2000
主剤12kg 硬化剤4kg
10~20%
#2000
シンナー
ハケ
ローラー
2 0.16
〜0.2
40
~50
4h以内 6h以上 16h以上
完全硬化
2日以上

抗菌効果が必要な床には上塗りにボウジンテックス #2000抗菌をご使用ください。
塗付量にはシンナーは含まれていません。塗付量は条件により増減します。
シーラーのすい込みがはげしい場合は2回塗りをしてください。

③その他の下塗剤(1液型)
下塗り ボウジンテックス強化シーラー
16kg
0〜10%
#5000U
シンナー
ハケ
ローラー
1 0.12
〜0.16
100
〜133
4h以上
24h以内

上記仕様の下塗り(浸透性シーラーエポ)の代わりにボウジンテックス 強化シーラーも可能です。また塗り替え時、旧塗膜の種類により、強化シーラーを使用する場合があります。
シーラーのすい込みがはげしい場合は2回塗りをしてください。

④その他の下塗り材(ライナックスK-30で研磨した場合)
下塗り ボウジンテックス ハイEプライマー
主剤12kg 硬化剤4kg
0〜10%
#2000
シンナー
ハケ
ローラー
1 0.12
〜0.16
100
〜133
1h以内 3h以上
48h以内

下塗りにボウジンテックス ハイEプライマーを塗装される場合は、必ずライナックスK-30等で研磨してください。

油のこぼれた床面

素地調整 油用洗剤をまき、ポリッシャーまたはデッキブラシでブラッシングして表面の油分を除去する。その後、水洗いし充分に乾燥させる。泥、ホコリが堆積し、油汚れの著しい場合は、ライナックス等ハツリ機にて油のしみ出してこない深さまで下地を油泥ごと除去する。その後、掃除機等で清掃する。
下塗り ボウジンテックス 油面シーラーエポ
主剤12kg 硬化剤4kg
既調合
(無希釈)
ハケ
ローラー
1 0.15
〜0.18
89
〜107
4h以上
484h以内

油のこぼれた床面には、上記仕様の下塗り(浸透性シーラーエポ)の代わりにボウジンテックス 油面シーラーエポをご使用ください。
油面シーラーエポ16kgセットに対してボウジンテックス フィラー5kgを混合して塗装するとより効果的です。

カタログ・SDSダウンロード

  • SDSの2液型塗料は主剤と硬化剤、シンナーで種別があるものはセットで記載しています。
  • カタログは、文字のズレなどにより一部読みづらい箇所があります。あらかじめご了承ください。
  • 記載の内容は予告なく変更される場合があります。予めご了承ください。詳細につきましては最新カタログ・塗装仕様・SDS等でご確認ください。
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