床用塗料Floor

水系ボウジンテックスアルファ

優れた乾燥性・耐汚染性、幅広い用途

厚生労働省指定 室内空気汚染13物質無配合
従来型ハードタイプの水系アクリル樹脂床塗料は、汚染性では改善されているものの旧塗膜の種類や施工条件(冬場の低温時など)により乾燥過程で塗膜が割れることがありました。水系ボウジンテックスアルファは乾燥初期から優れた耐汚染性を発揮し、冬季でも高光沢の塗膜を形成します。

用途

  • 溶剤を使用できない一般工場や倉庫
  • 軽歩行用としてのアスファルト、モルタルの床
  • 美装性、耐候性の必要な遊歩道や広場
  • 一般工場・倉庫
  • 電気室・ボイラー室
  • 歩行者専用通路
  • 遊歩道・広場・サイクル広場
  • 事務室・ロビー
  • 階段・廊下

特長

  • 環境にやさしい水系システム
  • 水系でありながら優れた乾燥性
  • 1液架橋型で優れた耐汚染性
  • アクリル樹脂では最強の塗膜を形成
  • 外部に使用できる優れた耐候性

塗膜性能

試験項目 試験方法 結果
鏡面光沢度 JIS K 5600-4-7に準ずる。
ガラス板に塗付200μm,60度
エナメル70以上
クリヤー80以上
艶消しクリヤー※40±5
引っかき硬度
(鉛筆法)
JIS K 5600-5-4に準ずる。
すり傷
HB
耐摩耗性
(mg)(摩耗輪法)
JIS K 5600-5-9に準ずる。
摩耗輪CS-17荷重500g×2, 1000回転
80±5
耐水性 JIS K 5600-6-1に準ずる。
水道水に7日間浸漬
異常なし
耐アルカリ性 JIS K 5600-6-1に準ずる。
炭酸ナトリウム5%水溶液に48時間浸漬
異常なし
耐酸性 JIS K 5600-6-1に準ずる。
硫酸5%水溶液に48時間浸漬
若干白化
耐温水性 50℃温水に48時間浸漬、乾燥後 異常なし
ホルムアルデヒド
放散量
JIS K 5970  デシケータ法 0.12mg/L以下
F☆☆☆☆

艶消しはクリヤーのみとなります。

塗装仕様

モルタル・コンクリートの場合
工程 使用塗料 希釈率 塗装方法 塗回数
(回)
塗付量
(kg/㎡/回)
塗面積
(㎡/缶セット)
塗装間隔(23℃)
工程内 工程間 歩行可能
素地調整 新打設のコンクリート面では、夏季30日以上、冬季40日以上養生乾燥させ(モルタル面では夏季14日以上、冬季20日以上)、表面の水分率5%以下(デジタル水分計)とする。表面にレイタンスや脆弱層がある場合、付着不良の原因となるため、必ずポリッシャーまたはライナックス等で完全に除去し次いで丁寧に清掃する。既設モルタル・コンクリート面では、油分・ゴミ・ホコリ・泥等を丁寧に除去・清掃し充分乾燥させる。また、クラック・不陸等は下塗り工程後、あらかじめエポキシパテ等で充填する。(ただし、補修跡は目立ちます。)
下塗り 水系ボウジンテックス シーラー
15kg
既調合
(無希釈)
ハケ
ローラー
1 0.10~0.13 115~150 2h以上
上塗り 水系ボウジンテックス
アルファ 15kg
5~10%
(希釈水)
ハケ
ローラー
2 0.15〜0.2 38〜50 2h以上 6h以上
完全硬化
2日以上

クリヤー(艶有り)の場合
上塗り 水系ボウジンテックスアルファ
クリヤー 15kg
20~30%
(希釈水)
ハケ
ローラー
2 0.10~0.13 58~75 2h以上 6h以上
完全硬化
2日以上

艶消しクリヤーの場合
上塗り 水系ボウジンテックスアルファ
艶消しクリヤー 15kg
15~20%
(希釈水)
ハケ
ローラー
2 0.10~0.13 58~75 2h以上 6h以上
完全硬化
2日以上

塗付量に希釈水は含まれていません。塗付量は条件により増減します。
上塗り1回目に歩行用防滑骨材を混合することにより、軽歩行用防滑仕上げが可能です。(添加量:300g/1缶)
シーラーの吸い込みが激しい場合は、シーラーを2回塗装してください。
水系ボウジンテックス シーラーは水系1液型アクリル樹脂のため、剥離に繋がるおそれがありますのでレイタンスを完全に除去してください。また、水を垂らして濡れ色にならないような緻密面には不適です。
水系2液型エポキシ樹脂の『水系ボウジンテックス エポキシシーラーⅡ』を下塗りに使用するとより付着性が向上します。ただし、クリヤー仕様の場合エポキシシーラーⅡは屋内用途のみとなります。また窓際や水銀灯下でも経時により黄変する場合がありますのでご注意ください。
クリヤー仕様の場合、コンクリート色ではなくコンクリートの質感を生かした濡れ色になります。
クリヤー仕様の場合、コンクリート・モルタル面の状態により吸い込みむらが目立つことがありますのでご注意ください。
クリヤー仕様の場合、下地を研磨すると研磨跡が目立ちますのでご注意ください。
艶消しクリヤーは充分に撹拌してから塗装してください。(光沢むらの原因となります。)

その他の下塗り材(より付着性を必要とする場合)
下塗り 水系ボウジンテックス
エポキシシーラーⅡ
主剤7kg  硬化剤7kg
既調合
(無希釈)
ハケ
ローラー
1
(~2)
0.12~0.16 88~116
(44~58)
4h以上
48h以内

水系ボウジンテックス シーラーのかわりに「水系ボウジンテックス エポキシシーラーⅡ」を下塗りに使用するとより付着性が向上します。ただし、クリヤー使用の場合エポキシシーラーⅡは屋内用のみとなります。
シーラーの吸い込みが激しい場合は、シーラーを2回塗装してください。

アスファルトの場合
工程 使用塗料 希釈率 塗装方法 塗回数
(回)
塗付量
(kg/㎡/回)
塗面積
(㎡/缶セット)
可使時間
(23℃)
塗装間隔(23℃)
工程内 工程間 歩行可能
素地調整 新設の場合は2週間以上期間を取り、表層の油分をなくす。転圧が充分行われていることを確認する。(簡易アスファルトの場合は、塗装後、アスファルトが持ち上がるので塗装を避ける)アスファルトのくぼみに溜まった土砂を取り除くため、デッキブラシ等を併用して水洗する。(油分がある場合は洗剤を使用する)水洗後、自然乾燥する。
下塗り 水系ボウジンテックス
シーラー 15kg
既調合
(無希釈)
ハケ
ローラー
1 0.2〜0.3 50〜75 2h以上
上塗り 水系ボウジンテックス
アルファ 15kg
5~10%
(希釈水)
ハケ
ローラー
2 0.18〜0.24 31〜42 3h以上 8h以上
完全硬化
2日以上

塗付量には希釈水は含まれていません。塗付量はアスファルトの状態により大きく増減します。

塗替えの場合
工程 使用塗料 希釈率 塗装方法 塗回数
(回)
塗付量
(kg/㎡/回)
塗面積
(㎡/缶セット)
可使時間
(23℃)
塗装間隔(23℃)
工程内 工程間 歩行可能
素地調整 旧塗膜上の、ゴミ、ホコリ、油脂類等は除去し、清浄な素地面とする。
下塗り 水系ボウジンテックス
シーラー 15kg
既調合
(無希釈)
ハケ
ローラー
1 0.10〜0.13 115〜150 2h以上
上塗り 水系ボウジンテックス
アルファ 15kg
5~10%
(希釈水)
ハケ
ローラー
2 0.15〜0.2 38〜50 2h以上 6h以上
完全硬化
2日以上

塗付量には希釈水は含まれていません。塗付量は条件により増減します。
旧塗膜がアクリルエマルションの場合は、下塗り工程は省略することができます。

カタログ・SDSダウンロード

  • SDSの2液型塗料は主剤と硬化剤、シンナーで種別があるものはセットで記載しています。
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