床用塗料Floor
水系ボウジンテックス#270EX
静電気対策、帯電防止、低臭の水系塗料
水系ボウジンテックス #270EXは、静電気の帯電を防止するとともに、臭いや環境負荷の少ない水系塗料です。静電気は工場、事業所の多くの箇所で発生・帯電しています。通常は、ほとんど問題になることはありませんが、条件がそろうと事故・災害に発展することがあります。静電気の安全管理は、静電気の帯電を防止することから始まります。適切な施工により静電気を床面から効率的に逃します。用途
- 静電気をきらう重量物運搬のない工場・倉庫
- 臭いをきらうコンピュータルーム、クリーンルーム
- 静電気を嫌う工場及び作業場
- 静電気を嫌うコンピュータールーム
特長
- 塗り床から静電気を漏洩し帯電を防止する
- 臭いの少ない水系塗料
- 安定した抵抗値を有している
- 3分艶仕上げ
塗膜性能
試験項目 | 試験方法 | 結果 | 試験後抵抗値 |
---|---|---|---|
鏡面光沢度 | JIS K 5600-4-7に準ずる。 ガラス板に塗付200μm,60度 |
15以下 | ー |
引っかき硬度 (鉛筆法) |
JIS K 5600-5-4に準ずる。 すり傷 |
H | ー |
耐摩耗性 (mg)(摩耗輪法) |
JIS K 5600-5-9に準ずる。 摩耗輪CS-17荷重500g×2,1000回転 |
85±5 | ー |
耐水性 | JIS K 5600-6-1に準ずる。 水道水に1ヶ月間浸漬 |
異常なし | 変化なし |
耐アルカリ性 | JIS K 5600-6-1に準ずる。 炭酸ナトリウム5%水溶液に48時間浸漬 |
異常なし | 変化なし |
耐酸性 | JIS K 5600-6-1に準ずる。 硫酸5%水溶液に48時間浸漬 |
少し白化 | ∞ |
耐温水性 | 50℃温水に48時間浸漬 | 異常なし | 変化なし |
ホルムアルデヒド 放散量 |
JIS K 5970 デシケータ法 | 0.12mg/L以下 F☆☆☆☆ |
ー |
表面抵抗値 | N.F.P.A法 | 1×105〜1×108Ω | |
漏洩抵抗値 | 静電気安全指針に準ずる | 1×105〜1×108Ω | |
人体帯電電位 | ストロール法 | 10±5V |
※抵抗値は印加電圧500Vにて測定した結果
塗装仕様
モルタル・コンクリート面
工程 | 使用塗料 | 調合割合 | 塗装方法 | 塗回数 (回) |
塗付量 (kg/㎡/回) |
塗面積 (㎡/セット) |
可使時間(23℃) | 塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | ||||||||
素地調整 | 新打設のコンクリート面では、夏季30日以上、冬季40日以上養生乾燥させ(モルタル面では夏季14日以上、冬季20日以上)、表面層の水分率5%以下(デジタル水分計)とする。表面層にレイタンスや緻密層があると付着不良の原因となるため、必ずポリッシャーまたはライナックス等で下塗りが含浸する下地面になるまで目粗しを行い、次いで丁寧に清掃する。既設モルタル・コンクリート面では、油分・ゴミ・ホコリ・泥等を丁寧に除去・清掃し、充分乾燥させる。また、クラック・不陸等は下塗り工程後、あらかじめエポキシパテ等で充填する。 | |||||||||
下塗り | 水系ボウジンテックス エポキシシーラーII 主剤7kg 硬化剤7kg |
− | ハケ・ ローラー |
1 | 0.12〜0.16 | 88〜117 | 1h以内 | − | 4h以上 48h以内 |
− |
アース | アース板を使用する場合は、下塗り上のなるべく歩行の妨げにならない場所にエポキシパテ等で貼り付けてください。鉄筋鉄骨等をアースとして利用する場合は、あらかじめ#270EXと接続する部分のさび止め塗料をグラインダー等で剥がして金属部分を出し、#270EXを接続するよう塗装してください。(H鋼が半径15m以上離れている場合は念のためアース板を施工してください。) | |||||||||
上塗り | 水系ボウジンテックス #270EX 主剤9kg 硬化剤3kg |
− | ハケ・ ローラー |
2 | 0.12〜0.15 | 40〜50 | 1h以内 | 10h以上 48h以内 |
− | 14h以上 完全硬化 3日以上 |
※塗付量には希釈水は含まれていません。塗付量は条件により増減します。
※下塗りの吸い込みが激しい場合は、下塗りを2回塗装してください。
旧塗膜面・強化コンクリート等の緻密なコンクリート面
工程 | 使用塗料 | 調合割合 | 塗装方法 | 塗回数 (回) |
塗付量 (kg/㎡/回) |
塗面積 (㎡/セット) |
可使時間(23℃) | 塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | ||||||||
素地調整 | 下地の汚れ・ゴミ・油分を除去し、必要に応じてサンダーにて目粗しを行う。 旧塗膜の死膜(膨れ、浮き、はがれ部)をケレンし、活膜だけを残す。 ワックスが塗付されている場合は除去して充分乾燥させる。 |
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下塗り | 水系ボウジンテックス プロエポプライマー 主剤4kg 硬化剤8kg |
− | ハケ・ ローラー |
1 | 0.10〜0.14 | 86〜120 | 1h以内 | − | 4h以上 48h以内 |
− |
アース | アース板を使用する場合は、下塗り上のなるべく歩行の妨げにならない場所にエポキシパテ等で貼り付けてください。鉄筋鉄骨等をアースとして利用する場合は、あらかじめ#270EXと接続する部分のさび止め塗料をグラインダー等で剥がして金属部分を出し、#270EXを接続するよう塗装してください。(H鋼が半径15m以上離れている場合は念のためアース板を施工してください。) | |||||||||
上塗り | 水系ボウジンテックス #270EX 主剤9kg 硬化剤3kg |
− | ハケ・ ローラー |
2 | 0.12〜0.15 | 40〜50 | 1h以内 | 10h以上 48h以内 |
− | 14h以上 完全硬化 3日以上 |
※塗付量には希釈水は含まれていません。塗付量は条件により増減します。
※旧塗膜が#1000、Uワイドの場合は、旧塗膜面を目粗ししてからプロエポプライマーを塗装してください。
※旧塗膜の種類により「ボウジンテックス 浸透性シーラーエポ」「ボウジンテックス 強化シーラー」も適用できます。
カタログ・SDSダウンロード
- ※SDSの2液型塗料は主剤と硬化剤、シンナーで種別があるものはセットで記載しています。
- ※カタログは、文字のズレなどにより一部読みづらい箇所があります。あらかじめご了承ください。
- ※記載の内容は予告なく変更される場合があります。予めご了承ください。詳細につきましては最新カタログ・塗装仕様・SDS等でご確認ください。
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