屋根用塗料Roof
耐候性に優れています。
<耐久性>
促進耐候性試験(スーパーキセノンランプ法)
塗膜の劣化原因「ラジカル」を
3つの技術で高レベルに制御!
酸化チタンの表層保護
ラジカルの発生源である酸化チタンの表層を保護し、ラジカルの発生を抑制します。
HALSによるラジカル補足
発生したラジカルを補足するHALSを、一般的な添加とは異なり、酸化チタンの周りにより多く配置させることで効率良くラジカルを補足します。(ハイラジカル制御)
UVAによる塗膜保護
ラジカル発生のエネルギー源となる紫外線を熱エネルギーに変換し、ラジカルの発生を抑制します。
用途
- ◆窯業系屋根材
- 住宅屋根用化粧スレート、波形スレート(アスベスト含有)、プレスセメントがわら、
ノンアスベスト波形スレート、乾式洋瓦(モニエル瓦・スカンジア瓦)<注意>
いぶし瓦への塗装は避けてください。乾式洋瓦を塗装される場合は必ずエポックマイルドシーラーのカタログをご参照ください。
- ◆金属系屋根材・金属系素材
- カラー鋼板(塗装溶融亜鉛メッキ鋼板、カラーガルバリウム鋼板、カラーアルミニウム板)、溶融亜鉛メッキ鋼板(トタン)、表面未加工のアルミ合金メッキ鋼板(ガルバリウム鋼板)、表面未加工のアルミニウム板、ステンレス鋼板、鉄部
- ◆各種付帯部
- 破風板、樋
※下塗りは不要です。直接塗装可能です。
特長
- 耐久性
- NAD樹脂により、1回塗りでも充分な膜厚がつく塗料設計を可能にし安定した耐久性を実現。
- 優れた仕上がり外観
- 1回塗りながら高光沢で肉持ち感のある仕上がり。
- 防カビ・防藻性
- 水溶成分を含まない塗膜は、カビ・藻を寄せ付けず、長期にわたり美観を保持。
- 耐汚染性
- 緻密に配列したNAD樹脂が汚染物質を寄せ付けない優れた耐汚染性の塗膜を実現。
- 耐酸・アルカリ性
- 耐酸・耐アルカリ性に優れるため、酸性雨や、基材(アルカリ性)からの影響を受けにくい。
- 工期短縮
- 1回塗りで充分な物性を発揮するため、工期を短くすることが可能です。
- SDGs
- 水谷ペイントは、SDGs活動に参加しています。NADポリマSiは、使用している溶剤量が少なく環境配慮型製品です。
- 高隠ぺい性
- 黒と白とに塗り分けて作った下地の上に同じ厚さで塗装したときの塗膜が下地の色の差を覆い隠す度合。(JIS K 5600-4-1、JIS K 5600-4-2 参照)
- 垂れにくい
- サグテスター試験:金属板に一定の膜厚で塗料を塗布し、試験片を垂直に立てることにより、どの塗付量で塗料がたれるかを評価する試験です。
- 塗料用シンナー可溶
- 一般的に使用されているA塗シンと言われる塗料用シンナーで希釈可能。
※塗料用シンナーAの種類によっては適合しないものがあります。その場合、当社の塗料用シンナーAをご使用ください。RMシンナーもご使用可能です。
- 1液タイプ
- 1液タイプで、硬化剤との混合の手間がなく、安定した性能を発揮。
- 優れた乾燥性
- 余分な溶剤を含まないハイソリッドタイプで、気温の変化を受けにくい優れた乾燥性を発揮し、冬場でも安心して作業が出来ます。
※極度に気温が下がる地域での冬場の塗装はお控えください。
- 幅広い下地適正
- 下地、旧塗膜に最適な下塗りを塗装することにより、様々な屋根材に適合し、優れた密着性を発揮。また、鉄部、破風板、樋等の付帯部にも適合します。
塗装仕様
窯業系屋根材
住宅屋根用化粧スレート、波形スレート(アスベスト含有)
工程 | 使用塗料 | 希釈率 | 塗装方法 | 塗付量 (kg/㎡/回) |
塗回数 (回) |
塗面積 (㎡/セット) |
塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | |||||||
素地調整 | 劣化塗膜、脆弱部分、塵あい、苔、油脂類は高圧洗浄機で除去後、充分に乾燥した清浄な面とする。(含水率は8%以下、pHは10以下) | ||||||||
下塗り | 1液マイルド エポシーラー 15kg |
無希釈 | ハケ・ローラー エアレス |
0.10~0.13 | 1 | 115~150 | − | 4h以上 7h以内 |
− |
上塗り | NADポリマSi 15kg |
5~10% (塗料用 シンナーA) |
ハケ・ローラー | 0.15~0.20 | 1 | 75~100 | − | − | 24h以上 |
※基材劣化が著しい場合は、基材洗浄を充分に行い、下塗りに「エポックマイルドシーラー(弱溶剤系)」をご使用ください。
ノンアスベスト波形スレート
工程 | 使用塗料 | 希釈率 | 塗装方法 | 塗付量 (kg/㎡/回) |
塗回数 (回) |
塗面積 (㎡/セット) |
塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | |||||||
素地調整 | 劣化塗膜、脆弱部分、塵あい、苔、油脂類は高圧洗浄機で除去後、充分に乾燥した清浄な面とする。(含水率は8%以下、pHは10以下) | ||||||||
下塗り | エポック マイルドシーラー 主剤10kg 硬化剤1kg |
無希釈 | ハケ・ローラー エアレス |
0.10~0.15 | 1 (~2) |
73~110 (36~55) |
− (4h以上) |
5h以上 7日以内 |
− |
上塗り | NADポリマSi 15kg |
5~10% (塗料用 シンナーA) |
ハケ・ローラー | 0.15~0.20 | 1 | 75~100 | − | − | 24h以上 |
※20年以上経過した基材など、表面が劣化し特に脆弱になっている場合は、「エポックマイルドシーラー」を2回塗りしてください。
※下塗り後、「ハイパーサーフ」を使用することで、仕上がりがより美しくなります。
プレスセメントかわら
工程 | 使用塗料 | 希釈率 | 塗装方法 | 塗付量 (kg/㎡/回) |
塗回数 (回) |
塗面積 (㎡/セット) |
塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | |||||||
素地調整 | 劣化塗膜、脆弱部分、塵あい、苔、油脂類は高圧洗浄機で除去後、充分に乾燥した清浄な面とする。(含水率は8%以下、pHは10以下) | ||||||||
下塗り | RMプライマー 主剤14kg 硬化剤1kg |
5~15% (RMシンナーまたは 塗料用シンナーA) |
ハケ・ローラー | 0.11~0.15 | 1 | 100~136 | − | 4h以上 10日以内 |
− |
15~25% (RMシンナーまたは 塗料用シンナーA) |
エアレス | 0.15~0.17 | 88~100 | ||||||
上塗り | NADポリマSi 15kg |
5~10% (塗料用 シンナーA) |
ハケ・ローラー | 0.15~0.20 | 1 | 75~100 | − | − | 24h以上 |
※劣化したプレスセメントがわらの下地調整には「水系ルーファーEX」をご使用ください。
乾式洋瓦(モニエル瓦・スカンジア瓦)
工程 | 使用塗料 | 希釈率 | 塗装方法 | 塗付量 (kg/㎡/回) |
塗回数 (回) |
塗面積 (㎡/セット) |
塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | |||||||
素地調整 | 劣化塗膜、剥離塗膜、脆弱なスラリー層等をデッキブラシ、ワイヤーブラシ、皮スキ等を用い、手作業で除去する。 最後に高圧洗浄(吐出圧力12MPa[120kgf/cm²]程度)で完全に清浄な被塗面にする。 脆弱なスラリー層が残った場合は、シーラーの付着不良を起こす可能性があるので完全に取り除く。 |
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下塗り | エポック マイルドシーラー 主剤10kg 硬化剤1kg |
無希釈 | ハケ・ローラー エアレス |
0.15~0.20 | 1 (〜2) |
55~73 (28〜37) |
− | 5h以上 7日以内 |
− |
確認 | シーラー塗装後、ガムテープ等で付着性を必ず確認してください。
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上塗り | NADポリマSi 15kg |
5~10% (塗料用 シンナーA) |
ハケ・ローラー | 0.15~0.20 | 1 | 75~100 | − | − | 24h以上 |
※乾式洋瓦の塗り替えは、素地調整に留意すべき点があるため、必ず「エポックマイルドシーラー」のカタログをご参照ください。
※下塗り後、「ハイパーサーフ」を使用することで、仕上がりがより美しくなります。
その他の下塗り材
仕上がり外観をより美しくする場合の下塗り材 住宅屋根用化粧スレート、波形スレート(アスベスト含有)、プレスセメントがわら
工程 | 使用塗料 | 希釈率 | 塗装方法 | 塗付量 (kg/㎡/回) |
塗回数 (回) |
塗面積 (㎡/セット) |
塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | |||||||
素地調整 | 劣化塗膜、脆弱部分、塵あい、苔、油脂類は高圧洗浄機で除去後、充分に乾燥した清浄な面とする。(含水率は8%以下、pHは10以下) | ||||||||
下塗り | ハイパーサーフ 15kg |
0~5% (希釈水) |
ハケ・ローラー | 0.2~0.4 | 1 | 38~75 | − | 4h以上 | − |
上塗り | NADポリマSi 15kg |
5~10% (塗料用 シンナーA) |
ハケ・ローラー | 0.15~0.20 | 1 | 75~100 | − | − | 24h以上 |
※基材劣化が著しい場合は、基材洗浄を充分に行い、下塗りに「エポックマイルドシーラー」を塗装してから「ハイパーサーフ」をご使用ください。
金属系屋根材
カラー鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板(トタン)、表面未加工のアルミ合金メッキ鋼板(ガルバリウム鋼板)、表面未加工のアルミニウム板、ステンレス鋼板
工程 | 使用塗料 | 希釈率 | 塗装方法 | 塗付量 (kg/㎡/回) |
塗回数 (回) |
塗面積 (㎡/セット) |
塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | |||||||
素地調整 | さびの発生が進行していたり、割れ、はがれ等のある場合は、3種ケレンによりさびや死膜を除去する。 ゴミ、汚れ、油分を除去し、乾燥した正常な面にする。 |
||||||||
下塗り | RMプライマー 主剤14kg 硬化剤1kg |
5~15% (RMシンナーまたは 塗料用シンナーA) |
ハケ・ローラー | 0.11~0.15 | 1 | 100~136 | − | 4h以上 10日以内 |
− |
15~25% (RMシンナーまたは 塗料用シンナーA) |
エアレス | 0.15~0.17 | 88~100 | ||||||
上塗り | NADポリマSi 15kg |
5~10% (塗料用シンナーA) |
ハケ・ローラー | 0.11~0.15 | 1 | 100~136 | − | − | 24h以上 |
※ステンレス鋼板は種類が多いため付着に関しては当社営業担当者にお問い合わせください。
カラー鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板(トタン)でさびが発生している場合
工程 | 使用塗料 | 希釈率 | 塗装方法 | 塗付量 (kg/㎡/回) |
塗回数 (回) |
塗面積 (㎡/セット) |
塗装間隔(23℃) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
工程内 | 工程間 | 最終養生 | |||||||
素地調整 | さびの発生が進行していたり、割れ、はがれ等のある場合は、3種ケレンによりさびや死膜を除去する。 ゴミ、汚れ、油分を除去し、乾燥した正常な面にする。 |
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下塗り | エポックマイルド #1000 15kg |
15~20% (RMシンナーまたは 塗料用シンナーA) |
ハケ・ローラー | 0.14~0.16 | 1 | 94~107 | − | 4h以上 | − |
25~30% (RMシンナーまたは 塗料用シンナーA) |
エアレス | 0.15~0.17 | 88~100 | ||||||
上塗り | NADポリマSi 15kg |
5~10% (塗料用シンナーA) |
ハケ・ローラー | 0.11~0.15 | 1 | 100~136 | − | − | 24h以上 |
<NADポリマSiの塗装仕様の注意点(共通)>
- ①塗付量に希釈剤は含まれておりません。塗付量は条件により増減します。
- ②塗料用シンナーAの種類によっては適合しないものもあります。その場合、当社の塗料用シンナーAをご使用ください。RMシンナーもご使用可能です。
- ③高温時で乾燥が早すぎる場合は、RMシンナーSまたはRMシンナーSSをご使用ください。
- ④ローラー塗りの場合は、毛丈20mm前後のローラーをご使用ください。
- ⑤シルバー色、銀黒色、艶調整色 塗装上の注意点
シルバー色、銀黒色、艶調整色は塗りムラが出やすいため、以下の点に注意してください。- 刷毛塗りは塗り筋が残りやすいため、隅部以外はローラーを使用してください。
- ローラー塗りの場合、ローラー目は必ず同一方向で揃えるように仕上げてください。
- 塗り継ぎ部分は特にムラになりやすいため、一度に広い面積は塗装せず、なるべく小さな面積ごとに塗装するようにしてください。
また塗り継ぎ部分のローラー目も必ず同一方向で揃えてください。
カタログ・SDSダウンロード
- ※SDSの2液型塗料は主剤と硬化剤、シンナーで種別があるものはセットで記載しています。
- ※カタログは、文字のズレなどにより一部読みづらい箇所があります。あらかじめご了承ください。
- ※記載の内容は予告なく変更される場合があります。予めご了承ください。詳細につきましては最新カタログ・塗装仕様・SDS等でご確認ください。
- ※カタログPDFデータを印刷する際、「統合中」と表示され印刷できない場合は、[印刷]→[詳細設定]の「画像として印刷」にチェックを入れて再度印刷をお試しください。