屋根用塗料Roof

水系パワーフロン

超高性能塗料が安全に使いやすく生まれ変わりました。

フッ素樹脂塗料は、多種ある建築用塗料の中で最高の性能を有します。 溶剤(シンナー)を使用したフッ素樹脂塗料(溶剤型フッ素樹脂塗料)が開発され、高層ビル壁面などメンテナンスが困難な部位に施工されてきました。 このフッ素樹脂塗料は非常に高価で一般的な戸建住宅には使用されることがほとんどありませんでした。 当社では、独自の技術で水系化に成功し、コストパフォーマンスも飛躍的に向上しました。 仕上がりが良く安全で施工しやすい塗料として生まれ変わりました。

用途

  • 住宅屋根用化粧スレート、波形スレート、プレスセメントがわらの塗り替え
  • 乾式洋瓦(モニエル瓦・スカンジア瓦)の塗り替え

<注意>
日本瓦・ゆうやく瓦への塗装は避けてください。
新しい住宅屋根用化粧スレート(無機塗膜塗装仕様)への塗装は、はじく場合がありますので避けてください。
乾式洋瓦(モニエル瓦・スカンジア瓦)を塗装される場合は、必ずスラリー強化プライマーⅡのカタログをご参照ください。

特長

超耐候性
水系パワーフロンは、塗装乾燥後にフッ素樹脂の非常に強い結合力を発揮します。非常に強いフッ素樹脂の結合力が、紫外線や酸性雨などから屋根を守るとともに美観を維持し続けます。
耐汚染性
強靱で柔軟性に富んだ塗膜は、長期間汚れを寄せ付けず、優れた耐汚染性を発揮します。
耐変色性
フッ素樹脂だから実現できた最高のポテンシャルを持つ塗膜は、塗膜が持っている着色成分の劣化をタイトに防ぎ、長期間色あせず、「キレイ」を保ちます。
信頼の品質
水系塗料において200万戸を超える塗装実績が、高い品質を保証します。
※発売以来の出荷量約400万缶(水系屋根用塗料)を戸建住宅に換算
防カビ・防藻性
屋根の美しさを損ない、劣化を促進させるカビや藻を長期間にわたって防ぎます。
低臭・低公害
溶媒が水のため、臭いはもちろん有害物質を揮発することも少なく、非常に低公害です。
高い安全性
水を溶媒に使用することで火災の危険が減少すると同時に作業者の労働条件も向上します。

塗膜性能

試験項目 試験方法 結果
硬度 鉛筆硬度(はがれ) F
付着性 4mm角ゴバン目テープ剥離 異常なし
耐水性 水道水 常温1ヶ月間浸せき 異常なし
耐アルカリ性 飽和水酸化カルシウム水溶液 常温7日間浸せき 異常なし
凍結融解サイクル 水浸せき
-20℃×16Hr ⇔ 20℃×8Hr
10サイクル
異常なし
促進耐候性 ウエザーメーター 5,000h △E<1
屋外曝露 大阪市内屋外 2年間 △E<1

塗装仕様

住宅屋根用化粧スレート・波形スレート・プレスセメントがわらの塗り替え
工程 使用塗料 希釈率 塗装方法 塗付量
(kg/㎡/回)
塗回数
(回)
塗面積
(㎡/缶)
塗装間隔(23℃)
工程内 工程間 最終養生
素地調整 劣化塗膜、脆弱部分、塵あい、苔、油脂類は高圧洗浄機で除去後、充分に乾燥した清浄な面とする。(含水率は8%以下、pHは10以下)
下塗り 水系パワーシーラーⅡ
16kg
既調合 ハケ・ローラー 0.15〜0.2 1 80〜107 2h以上
中塗り 水系パワーフロン 中塗り
15kg
5~10%
(希釈水)
ハケ・ローラー
エアレス
0.16〜0.22 1 68〜94 2h以上
上塗り 水系パワーフロン 12kg 5~10%
(希釈水)
ハケ・ローラー
エアレス
0.15〜0.18 1 67〜80 12h以上

基材表面が著しく劣化した箇所は水系パワーシーラーⅡを2回塗りしてください。
塗付量には希釈水は含まれていません。塗付量は条件により増減します。
※上塗り、水系パワーフロンの塗り残しにご注意ください。

乾式洋瓦の塗り替え
工程 使用塗料 希釈率 塗装方法 塗付量
(kg/㎡/回)
塗回数
(回)
塗面積
(㎡/缶)
塗装間隔(23℃)
工程内 工程間 最終養生
素地調整 高圧水洗しながらマジクロンやデッキブラシを用いて脆弱な着色スラリー層を除去します。(洗浄機水圧)12MPa(120kgf/c㎡)以上。水洗後の洗浄水は着色する場合があります。直接下水道に流さず回収してください。
下塗り スラリー強化プライマー
主剤6kg 硬化剤2kg
75%(6kg)
(希釈水)
ハケ・ローラー
エアレス
0.13〜0.18 1 44〜62 8h以上
確認 シーラー塗装後、ガムテープ等で付着性を必ず確認してください。着色スラリー層が付着する場合は、再度シーラーを塗装する。
中塗り 水系パワーフロン 中塗り
15kg
5~10%
(希釈水)
ハケ・ローラー
エアレス
0.16〜0.22 1 68〜94 2h以上
上塗り 水系パワーフロン
12kg
5~10%
(希釈水)
ハケ・ローラー
エアレス
0.15〜0.18 1 67〜80 12h以上

基材表面が著しく劣化した箇所はスラリー強化プライマーⅡを2回塗りしてください。
塗付量には希釈水は含まれていません。塗付量は条件により増減します。
上塗りの水系パワーフロンの塗り残しにご注意ください。
スラリー強化プライマーⅡは調合後、23℃2h以内、夏季は30分以内に塗装してください。

上塗りの水系パワーフロンはエポキシ系下塗り塗料には密着しません。スラリー強化プライマーⅡに対しては必ず中塗りをご使用ください。
下塗りにはエポックマイルドシーラーもご使用可能です。

カタログ・SDSダウンロード

  • SDSの2液型塗料は主剤と硬化剤、シンナーで種別があるものはセットで記載しています。
  • カタログは、文字のズレなどにより一部読みづらい箇所があります。あらかじめご了承ください。
  • 記載の内容は予告なく変更される場合があります。予めご了承ください。詳細につきましては最新カタログ・塗装仕様・SDS等でご確認ください。
  • カタログPDFデータを印刷する際、「統合中」と表示され印刷できない場合は、[印刷]→[詳細設定]の「画像として印刷」にチェックを入れて再度印刷をお試しください。

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